DULL-COLORED POP

2015/07/06

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』、推薦コメント公開!

DULL-COLORED POP次回公演『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』のチケット一般発売開始日が、7/11(土)に決定しました! 後日、第三次情報公開と同時に予約ページも公開致します。「先行予約を逃した!」というお客様は、7/11(土)をお待ち下さいませ。

※東京はすでに残席僅少の日もございますので、ご注意くださいませ)

そして、7/11(土)の一般発売開始に先駆けて、『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』にお寄せ頂いた推薦コメントをご紹介致します。

今回の公演は、東京の王子小劇場、大阪のin→dependent theatre、岡山の天神山文化プラザさんのそれぞれアツい協力のおかげで成立した公演です。上記三劇場のプロデューサー/芸術監督の推薦コメントに加え、初演をご覧になった劇作家・演出家の永井愛氏のコメントをご紹介。

いずれも素晴らしいご紹介文です。

「ねこちゃん、どんな作品だろう?」

とお悩み中のお客様、ぜひ目を通してみてくださいね。



永井愛(劇作家・演出家/二兎社主宰)

彼の新作『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』を観て、私は心地よく驚かされた。家族間の微細な心理を扱いながら、どの瞬間も強固な立体になっていた。それが、細部と全体を交互に見せながら、ゆっくりと回転しているような感じ。なぜ、あんなになめらかに、時間を行き来できるのか? 男性が、男性らしく(?)「お母さん」を演じてもおちゃらけになってしまわないのは、なぜだったのか?

 そうか、あれは斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体だ。谷クンは翻訳も手がけるから、古今の劇構造に習熟しているのかも。まだ埋蔵量があるね、この人は……あの夜のつぶやきは、演劇界の新たな兆への胸騒ぎだったかもしれない。


北川大輔(劇作家・演出家/王子小劇場芸術監督)

谷賢一の作る演劇を観て、少し前のトレンドですが「複雑系」という言葉を思い出しました。これまでの演劇的な文脈を決して無視せず、そこに常に野心的な挑戦を盛り込む谷さんの冒険に、毎度「部分以上の総和のなにか」を見つけてニヤニヤします。

 知性ほとばしる彼の、策略めいた野心と、それを凌駕する演劇への情熱に、王子小劇場はひとつ巻き込まれてみようと思います。この博打の成果を、皆さま是非とも劇場で目撃していただければ。


相内唯史(in→dependent theatre・劇場プロデューサー)

初演「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」のツアーを1stでとご連絡頂いた時は密かに小躍りしたものだ。それ以来、緻密かつ大胆で演劇愛に満ちた谷さんの戯曲と演出、メンバー達の生み出す舞台上とバックステージ両面でのグルーヴにすっかりヤラレてしまっている。僕にとっては大阪公演が無い時は東京に足を運ぶなんてのも当然の事になった。

 それが今回は大阪で観られるんだぜ。これで劇場に来ないなんてナシだよ!


菅田真理子(岡山県天神山文化プラザ・プロデューサー)

DULL-COLORED POPが、再び岡山にやってきます。彼らに、岡山でまた会えるのかと思うと、これほどに胸が高鳴ることはありません!

 岡山に初めてやってきた作品『アクアリウム』を観た時、「演劇って、こういうことなんだよなあ…」という誠実で、頼もしい答えを改めて私に教えてくれました。「演劇って、面白い!」ということをまっすぐに教えてくれる、数少ない劇団なのです。

 どうぞ大きな大きな期待を持って劇場にお越しください。

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